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検診と健診?

健診とは
健康診断のことで、健康であるか否かを確認するもので特定疾患を発見するものではありません。
健診結果が悪くなければそれでいいことです。しかし危険因子が見つかれば改善しなければなりません。
健康管理の「一次予防段階」と考えましょう。生活習慣病等ですね。
みなさんも良くご存じの「人間ドック」もこの一次予防段階の「健診」に含まれます。

検診とは
特定の病気を早期に発見し、早期に治療することを目的としています。
検診とは目的が大きく異なり「二次予防段階」です。例えば肺がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診などの「がん検診」は、検診の代表的なものです。
厚生労働省が公表している「国民生活基礎調査(3年に1度実施)」のデータを基に、国立がん研究センターがまとめた各種がん検診の受診率(2013年)は 「胃がん39.6%」 「肺がん42.3%」 「大腸がん37.9%」 「子宮頸がん42.1%」 「乳がん43.4%」で、自治体による無料検診や、厚生 労働省による啓発活動の成果があり、平均で40%台に到達しています。。
《健診の種類と目的》
健康診断は法律で実施が義務付けられているものと、任意で行うものがあります。
●義務付けられたもの
40~74歳の公的医療保険加入者を対象とする特定健診・学校健診・職場健診等があります。
●任意のもの
人間ドック
自覚症状に関係なく病院や健診センターで、身体各部位の検査を受けて、病気の有無を調べる一種の健康診断で費用はすべて自己負担となります。

特定健診
生活習慣病対策目的のために高齢者医療確保法に基づいて、平成20年に導入されたのが「特定健診」です。特にメタボリックシンドロームとその予備軍の早期発見を重視した検査項目となっているのが大きな特徴です。
メタボリックシンドロームとは)
内臓脂肪型肥満と高血糖、脂質異常、高血圧で、放置していると動脈硬化が促進し、心筋梗塞狭心症脳卒中等を引き起こす可能性があり、腹囲、中性脂肪コレステロール、空腹時血糖、血圧測定などの検査の結果、生活習慣病の予備軍と判定された場合をメタボリックシンドロームといいい医師・保健士、管理栄養士などが食生活や運動週間についてのアドバイスを行う「特定保健指導」を行います。
特定健診」の対象者には、現在加入して、健康保険証を受け取っている機関である医療保険者から、「特定健康診査受診表」と「特定保健指導利用券」が、受診先の健診機関の案内とあわせて郵送されて来ます。

②学校健診
学校保健安全法で実施が定められており、身長、体重、栄養状態、視力、聴力、目の疾患・耳鼻咽頭の疾患・皮膚疾患・心臓疾患などの有無などを調べます。

③職場健診
企業の従業員などを対象に、事業主が費用を負担する形で行う健康診断のことで、労働安全衛生法でその実施が定められています。同法では、健診の結果を必ず本人に通知し、個人票に記録し5年間保存する様定められています。。
年に1回実施される定期健康診断は「正社員」が対象となりますが、パートやアルバイトでも1週間の所定労働時間が同種の業務を行う正社員の3/4以上となる場合は対象となります。
その他、新規雇用者・海外派遣予定者・6ヶ月以上の海外派遣からの帰国者も対象になります。
正しく検診・健診を理解して健康な毎日を過ごしましょう!!